お香典を郵送する時の手紙について

友人や知人、会社の関係者、あるいはそれらの方々のご家族や身内の不幸があった時、お香典を包んで弔意を表すことは、日本における一般的なマナーの1つです。 ですが、弔意を表すべき方が遠方にお住まいである場合や、事情があって葬儀や通夜に参列できない場合もあります。 このような時、お悔やみの気持ちを伝えるために、香典を郵送するという方法も可能です。 今回は、香典を郵送する場合、どのような方法があるのかを詳しくご紹介しましょう。
1.現金書留で香典を送ることもできる
一般的に、現金を郵送で送る場合は、「現金書留」で送らないといけません。なぜなら、日本の法律では、現金を郵送で送ることが出来るのは現金書留だけで、その他の輸送サービスでは現金を送付してはならないからです。 現金書留で香典を送る際は、現金を入れた香典袋に、お悔やみの言葉を書いた便箋を入れるのがマナーです。この時、お香典を現金書留の封筒に直接入れるのではなく、香典袋に現金を入れたものを現金書留に入れるのがマナーです。
2.お悔やみの言葉は質素な便箋を使うこと
お悔やみの言葉は特段決まった例文があるわけではありません。実際に書くときには、葬儀や通夜に出席できないことをお詫びしつつ、弔意を表現する文章を簡潔に添えるのが一般的です。 この時、記入する用紙は、コピー用紙やカラフルな便箋ではなく、白い便箋が基本です。この時、複数枚を使うのではなく、便箋は一枚だけ使用するようにしましょう。便全などを複数枚重ねると「重ね重ね」と言う意味になり、不幸が重ねて起きるという悪いイメージを与えるので、書きたいことはあるのでしょうが、便箋1枚にまとめましょう。
3.贈る相手によって「お悔やみの言葉」を考えよう
そして、お悔やみの言葉の内容ですが、便箋1枚に収まるように、故人が亡くなったことを悲しむこと、ご遺族のご苦労をねぎらうこと、生前のお付き合いに対して感謝すること、そして今後のお付き合いについて改めてお伝えすることを考えましょう。 特に今後については、亡くなった人の存在によって書き方を変えるべきです。例えば、友人が亡くなって悲しむご両親には「最高の友人でした」など、友人の存在そのものに感謝するような言葉を送ることが、弔意を表すことになります。
4.香典の送り先は必ず喪主の自宅へ
現金書留で香典を送る際は、必ず喪主の自宅へ郵送しましょう。なぜなら、確実に弔意とお供えを行うためにです。 最近では、自宅で葬儀を行うことが少なくなっていますから、葬儀会場や火葬場へ贈り先を変える人もいますが、これらの場所には職員が介在しますから、直接ご遺族に届かないことや、希望する日時に香典を届けられないリスクがあります。 やはり、弔意を表すには適したタイミングがありますから、確実にタイミングをとらえて香典をお送りできるように、ご自宅に送らせていただくのが一番確実と言えます。
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